【最新版】MRの年収は本当に高い?|現役MRがリアルに解説!

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こんにちは、かずMRです!!

ねえねえ、かずMR~ぶっちゃけ年収いくらもらってんの?

え?急にどうした??

巷では、MRはお給料たんまりもらってるって聞いてさ~

ふっふっふ、、、内緒♡

なんか、嫌な感じ~

みなさんはMRという職業ってどんなイメージがありますか?

MR=高収入というのは実は昔から言われているんですね。

では実際のところどれだけ稼いでいるのか、現役MRの私が解説してみたいと思います。

この記事を読んで、少しでもMRになってみたい!という方が増えるとうれしいです。

目次

製薬会社の平均年収ランキング

結論から言うと、MRは”稼げます”。

まずは、製薬会社の平均年収を見ていきましょう。

年収ランキング上位10社(2024年度実績)

すごいですよね。正直わたしもデータをまとめていて驚きました。

しかし、挙げた年収ランキング上位10社のうち、上位7社は「バイオベンチャー」と呼ばれる新興・中小型の創薬企業が多く並んでいます。対して、8位以降は大手製薬会社(いわゆるメガファーマ)です。バイオベンチャーは従業員も少なく一人当たりの年収が高くなりがちですが、夢がありますよね。

バイオベンチャーに転職しようかな…

いや、実力不足ですぐ淘汰されるからやめとけ…

あと、さすが御三家と呼ばれるだけあって、第一三共、武田、アステラスも1000万円の大台を超えてきてますね

私は外資系の製薬会社に勤めていますが、周りのおじさんたちは仕事のデキにかかわらず軒並み年収1000万円を超えていますね

ではなぜMRの年収が高いのか解説します。

その答えの一つが、製薬業界そのものが“高利益体質”であることにあります。

製薬業界が“高利益体質”である理由

世界の製薬市場は右肩上がり(日本も依然として大市場)

まず、世界全体の製薬市場規模は2023年時点で約1.5兆ドル(約210兆円)とされており、2030年には2兆ドル規模に迫るともいわれています。

そして日本。

人口が減っているとはいえ、日本の医薬品市場は世界第3位(米・中に次ぐ)の規模を維持しており、約10兆円前後の市場が存在しているといわれています。

製薬会社は「利益率」が高い業界

製薬会社は、粗利率が非常に高いことで知られています。

たとえば:

  • トヨタやソニーの営業利益率が10%前後であるのに対し、
  • 武田薬品や中外製薬、ファイザーなどの製薬企業は20〜30%超というケースも。

なぜこんなに利益率が高いのか?

理由①:薬価が高い(=単価が高い)

製薬企業が扱うのは、数千円〜数万円、時に数十万円〜数百万円の薬剤

しかも、患者が毎日使うことも多く、継続的に売上が立ちやすいモデルです。

また、日本では国によって薬価が決められているため、一定期間は高単価を維持できる構造になっています。

理由②:特許ビジネスだから

医薬品は開発に10年以上・数百億円以上の費用がかかる一方で、一度承認されれば“特許”によって20年近く守られた独占販売が可能になります。

つまり:

開発に成功すれば、高い価格で長期間安定して売ることができる。

これが、利益率の高さの大きな理由です。

理由③:設備投資より「知的資産」が中心

トヨタのような製造業は、工場・機械などの物的資産に巨額の投資が必要です。

一方で、製薬企業は研究開発(R&D)と知的財産(IP)**が中心。

「設備産業」ではなく「知識産業」なんですね。

実際に2024年の最新データに基づき、海外主要製薬会社を含む研究開発費(R&D投資)ランキングをまとめてみました。

※金額はおもに米ドル(Billion USD=10億ドル)です。

順位企業名研究開発費(億ドル)主な拠点
1Merck & Co.(米)179アメリカ
2Johnson & Johnson(米)172アメリカ
3Roche(スイス)146スイス
4AstraZeneca(英)136イギリス
5AbbVie(米)128アメリカ
6Bristol Myers Squibb(米)112アメリカ
7Eli Lilly(米)110アメリカ
8Pfizer(米)108アメリカ
9Novartis(スイス)100スイス
10Sanofi(仏)80フランス

(参考:1ドル=約155円換算の場合、100億ドル=約1兆5500億円)

出典:各社決算資料、PharmaShots、LinkedIn、Pharmaceutical Technology等

トップは米国に本社があるメルクですが、その額日本円で約2.77兆円です。

日本の誇るトヨタの2024年度の研究開発費は約1兆1,600億円なので、179億ドルは、トヨタの年間R&D費の2.5倍以上です。

すごいですよね。

MRの年収にどう関係してくるの?

製薬企業は利益率が高いため、

  • 営業人員にも予算をかけられる
  • 医療従事者との接点を大切にする必要がある
  • 製品単価が高いので、1件の商談価値が非常に大きい

つまり、「1人のMRが動かす金額がケタ違い」ということです。

その結果、報酬も高水準になる、という構図ですね。

近年はやや構造変化も…

なお、近年は薬価改定の頻度が増し、利益率の圧縮も進んでいます。

「利益率の高い製品ばかりじゃない」「ジェネリックの台頭」「適応追加で再算定」など、難しい時代でもあります。

なので、国内企業でも新薬を開発できるだけの開発力のない会社は淘汰されていくでしょう。実際に、国内でのリストラも多く始まっています。

ただし、新薬の上市・オンコロジー領域・スペシャリティ領域では今も高利益が見込まれており、こうした分野のMRは今後も高待遇が期待できるでしょう。

MRの給与体系を分解してみた|現役MRがリアルに解説

これで、製薬会社の給与が高い理由がわかっていただけたのではないでしょうか。

ですがもっと具体的な給与の中身が気になる方も多いはず。

この記事では、MRの給与がどう構成されているのか?

リアルな中身を実体験ベースで分解してお伝えします。

MRの給与は「基本給+各種手当+賞与」の組み合わせ

MRの収入構造をざっくり図にするとこんな感じです:

【月給】= 基本給 + 営業手当 + 住宅補助(社宅制度) 
【年収】= 月給 × 12 + 賞与(年2回が多い) 

① 基本給|会社の給与テーブルに基づいた“土台”

  • いわゆる“本給”です。
  • 年齢・役職・等級などで決まり、多くの企業では30代で30万円前後〜
  • 昇給は年1回が基本(ただし大幅アップはしづらい)

ポイント:基本給が高めの企業は、賞与も高くなりがち。

② 営業手当(インセンティブ含む)|MRならではの「変動給」

  • 成績や役職に応じて支給される手当。
  • 月数万円〜10万円以上と会社や成果によって幅がある。
  • 成績上位者には年間100万円以上つくことも!

営業日当とは別に「外勤日当」で1日当たり3000円前後つく会社も多く、月に20日外勤すれば約6万円相当の上乗せになる場合もあります。

外勤日当は「非課税」として支給されるケースもあり、実質手取りが増える要素として見逃せません。でかい。

③ 住宅補助・社宅制度|見えにくい“実質手取りUP”要素

  • MRの多くは転勤ありの全国勤務。そのため手厚い住宅制度が整っています。
  • 社宅:月1〜2万円程度で借り上げ物件に住めるケース多数
  • 補助:持ち家通勤者にも3〜5万円/月の住宅手当が出ることも

ポイント:住宅費は本来月10万円以上かかるため、実質的に年120万超の価値があるとも言われます。

④ 賞与(ボーナス)|年収の“主役級”の金額感

  • 年2回(6月・12月)が基本。
  • 業績と個人評価により変動(例:4か月〜6か月分)
  • 成績次第では年間150〜200万円以上支給されるケースも

ポイント:賞与で“年収の差”が大きく出る。実力主義の側面あり

年収イメージ(モデルケース)

たとえば、30代・大手外資系MR(リーダー職)だと:

項目月額 or 年間
基本給約35万円
営業手当約5〜10万円
住宅補助(実質)約7万円相当
月収合計約45〜52万円
賞与(年2回)約180万円
年収合計約800〜950万円

補足:さらに福利厚生(退職金・企業年金・持株会など)もあり

まとめ|MRの年収は“高く見える”のではなく“構造が違う”

MRの給与体系は、

🔸 高単価の商材を扱う

🔸 担当範囲が広い(医療関係者相手)

🔸 転勤前提(=住宅補助あり)

という前提条件が揃っているため、自然と高水準な構造になっています。

他業種との単純比較では見えない部分もあるので、正しく理解した上でキャリアを考えていくと◎です。

もっと詳しく知りたい方はぜひコメントください。

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では、また!!

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