──プライマリーMRからオンコロジーMRへ転身した理由
5年間、プライマリー領域でMRをやってきました。
開業医、市中病院、大学病院……と順調にキャリアを積んできたつもりでした。
でもある日、ある先生のひと言が、私の胸に深く刺さったのです。
「君たち、いつも同じこと言ってるね。」
「君の会社のオンコロジーMRは、毎回会うたびに勉強になるよ。本当に求められるMRって、ああいう人たちなんだろうね。」
気づけば、同じ資料を何年も使いまわし、話す内容もルーティン化。
いつしか私は、“ただこなすだけのMR”になっていたのかもしれません。
目次
オンコロジーMRは「遠い存在」だった
社内でも、オンコロジーMRは特別な存在でした。
- いつも勉強している
- 卸には行かず、営業所で難しい話ばかりしている
- 働いている姿すら見かけない(笑)
- ちょっと怖そうな人が多い印象…
正直、謎の集団でした。
そして、「自分なんかが、あの領域でやっていけるのだろうか」という不安もありました。
でも、どこかで惹かれていたのです。
きっと、あの先生の言葉がずっと喉に引っかかっていたから。
「求められるMR」になりたくて、僕は決意した
私は変わりたかった。
本当に信頼されるMRとは何か、自分自身で体感したかった。
その想いだけで、社内のオンコロジー公募に応募しました。
結果、配属が決まり、今はオンコロジーMRとして日々現場に立っています。
そして、今ならはっきり言えます。
オンコロジーMRになって、本当によかった。
一ミリの後悔もありません。
正直、もうプライマリーには戻らないと思います。
【まとめ】
- 医師のひと言が、MRとしての自分を見つめ直すきっかけになった
- オンコロジーMRへの憧れと不安はあったけど、一歩踏み出してみた
- 今は「求められるMRとは何か」を現場で実感できている
もしあなたが今、自分のキャリアやMRとしての価値に悩んでいるなら、
新しいステージへの挑戦も、きっと選択肢の一つになるはずです。
▼次回予告:第二章へ
オンコロジーMRとして初めて現場に出た私は、まるで異世界に放り込まれたような感覚を覚えました。
- 求められる知識のレベル
- 会話の中身の深さ
- 製品に対する責任の重さ
──すべてが想像以上でした。
次回は、異動直後に感じたカルチャーショックと、知識の壁にぶつかった私のリアルをお届けします。
あのときの俺に読ませたいMRノート


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