私はこの仕事が大好きだ。
できれば、ずっと続けていきたいと本気で思っています。
でも——
1回だけ、本気で辞めようと思った日があります。
理由は明確です。
そう、「アイツ」が上司になったからだ。
今回の記事では、ブラック（ハズレ）上司にあったた時のための対策について考えていきたいと思います。
ブラック上司に当たるのは、誰にでも起こること
「ブラック上司」——
この言葉にドキッとした方もいるのではないでしょうか？
私は入社して3年目に、いわゆる“ブラック（ハズレ）上司”に当たってしまった経験があります。
しかもMRという仕事は、配属や人事異動、上司の交代が頻繁。
上司が変わるたびに「今回は大丈夫かな？」とヒヤヒヤするのは、MRあるあるではないでしょうか。
ちなみに私は社会人10年目。
これまで10人以上の上司と関わってきましたが、あの上司だけは別格でした。
ブラック上司の特徴とは？私のケースを紹介します
「ブラック上司」とは一体どんな特徴があるのか。
一般的には以下のような特徴が挙げられます。
- 標的を決めて会議で公開処刑のように吊るし上げる
- 同行中は無言なのに、終わった後1時間以上の説教
- とにかくしゃべりが下手で指示が曖昧
- 上には異様に媚びるが、部下は信用しない
- 自分の経歴をやたら自慢する
- 自分の非は絶対に認めない
そして、私が実際に経験した上司はさらにひどくて：
360度評価の内容を根掘り葉掘り聞き出そうとしたり、
GPSアプリを勝手に導入させたり、
挙句の果てには物を投げつけてくる…。
正直、信じられないような状況でした。
メンタルと体調に異変が出始める…
そうしたブラック上司のもとで働いていると、精神的にも身体的にも限界が来ます。
最初のうちは「自分が悪いのでは？」と考えてしまう。
でも、今振り返ると明らかに上司100％が原因でした。
周囲の同僚を信じられなくなり、
「誰かが告げ口しているのではないか…」
と疑心暗鬼に。
ある日、営業車を擦ってしまったのに、怖くて報告できずに自腹で直したこともありました。
人は恐怖を感じると、それを隠そうとしてしまうんですよね。
思考回路が異常になっていたと今思ってもそう思います。
また、体調にも異変が現れました。
- 謎の湿疹
- 耳鳴り
- 頭痛
- 食欲不振
ストレスがMAXになっていた証拠だったと思います。
ブラック上司に当たったとき、私が実践した5つの対策
そんな私が、どうやってこの状況を乗り越えたのか？
本気で辞めようと思った私を救ってくれたのは、次の5つの行動でした。
① 周りに相談する
「密告」と言うと大げさですが、
信頼できる先輩や他部署の上司などに相談するのは非常に効果的です。
最初は勇気がいりますが、誰かに話すだけで気持ちが楽になります。
相談内容がパワハラやモラハラに該当する場合、最終的に人事に伝えることも検討しましょう。
② 自分を責めない
ブラック上司の下では、なぜか自分が悪い気になってくるんです。
でも、それは完全な錯覚です。
あなたの価値や努力を正しく見られない上司に問題があります。
マネジメント能力の欠如です。
③ 記録を取る（証拠を残す）
これは本当に大切。
録音がNGな会社であれば、日付・時間・言われた内容をメモしておくだけでも十分。
何かあった時のために、証拠として残しておきましょう。
④ 「何を改善すればいいか？」と具体的に問う
ブラック上司ほど、指摘が抽象的です。
❌「なんとなく面会の内容が悪い」
❌「まとめた資料じゃない」
こう言われたら、具体的にどこが悪いのか説明を求めることが大切です。
「どこを具体的に改善すれば、納得していただけますか？」
を明確にしましょう。
ただ、これができたら苦労しないんですよね。
そこを指摘すると、さらに曖昧な言葉で追い打ちをかけてくるので本当に厄介です。
⑤ 自分を一番大事にする
私も経験があるので、あの苦しさは本当にわかります。
でも、体調に異変が出てきたら、無理せずに休むこと。
上司のためにあなたの人生を壊してしまうのは、絶対に違うと思います。
その上司はどうなったのか？
結局、その上司は他の社員からも人事に相談されて、
その後指導が入り、降格。
そして最終的には転職していきました。
上司はいつか変わります。
あなたが壊れてしまう前に、その時をぐっとこらえて待つのもひとつですね。（ほんとに無理はしないで！）
今振り返って思う、「あの時期が一番成長した」
理不尽な日々だったけれど、
今となってはあの時期が一番自分を成長させてくれた時間だったと思います。
- 面会スキル
- プレゼン技術
- 交渉力
- 資料作成力
- そしてメンタルの強さ
今ではどんな上司にもあまりビビることはありません（笑）
過去の何とか耐えた自分に改めて感謝したい。（上司には絶対感謝しませんが。）
最後に伝えたいこと｜今苦しいあなたへ
もし今、ブラック上司に悩んでいるあなたへ。
私は声を大にして伝えたい。
その上司のせいで、あなたが辞めたり、壊れたりする必要はない。
いま、あなたは確実に成長しています。
いずれ状況は変わる。どうか、自分を一番大切にしてください。
まとめ
- ブラック上司に当たるのは、誰にでも起こりうる
- でも、それは「あなたが悪い」からではない
- 自分の心と体を守る行動を最優先に
- 記録と相談を武器にして、環境を改善 or 逃げてもいい
- 必ず、あなたの味方はどこかにいる
人生を壊すほどの上司のために、あなたの未来を犠牲にしないでください。
少しでもこの記事が、あなたの助けになりますように。
それではまた！
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