こんにちわ、かずMRです!
今回は、1人目は2週間だけ、2人目は2か月間の育休を取得した体験談をお伝えします。
MRという職種は担当施設やKOL対応など業務も多く、「育休は取りづらい」と感じている方も多いのではないでしょうか?
私も同じように思っていました。ですが、実際に2か月間育休を取ってみると、それは半分は思い込みだったと気づきました。
この記事では、育休を取ってわかったリアルな体験・家事育児の大変さ・周囲の反応・キャリアへの影響を、MR目線でお話しします。
MRの育休取得は難しい?実際に取ってみて感じたこと
製薬業界はまだまだ男性育休が少ない印象ですが、最近は確実に流れが変わってきています。
特に外資系企業では、男性の育休取得率を会社が重視するようになっており、「育休は取って当たり前」という空気に近づきつつあります。
とはいえ、MRは担当エリアやKOL対応の兼ね合いで「休むと迷惑をかけるかも」と不安を感じがちです。
私も1人目のときはそれが理由でたった2週間だけしか育休を取れませんでした。
1人目は2週間だけ…今だから言える後悔
1人目のとき、上司やチームとの調整を最小限にして2週間だけ休むことにしました。
しかし実際には、家事・育児のサポートがまったく足りなかったんです。
- 妻は慣れない授乳と夜泣きで疲労困憊
- 自分も睡眠不足で仕事との両立が大変
- 「もっと一緒にいてほしかった」という妻の本音を後から知る
正直、このときは「もっと取ればよかった」と強く後悔しました。
この経験があったからこそ、2人目では思い切って2か月間の育休を取る決断ができたんです。

一人目の育休が終わるときの妻のもうこれから日中一人で子供を見なければいけないという不安な顔は今でも覚えていて、後悔しています。
2人目は2か月!実際に取得してわかったこと
① MRは意外と休める
MRはKOL対応や説明会で予定が詰まりがちに思えますが、実はこちらから動かなければ意外と予定は埋まりません。
育休を伝えておけば、周囲もそれを前提に調整してくれます。
「休むと迷惑をかける」というのは、実は自分の思い込みでした。
製薬企業のような大企業であれば良い意味で、自分の変わりはちゃんといるんですよね。
ちょっと寂しいですが…。
② チームと施設情報の共有がカギ
育休中は、上司やチーム員と施設情報を共有する仕組みを作りました。
「ここまでは自分で対応、ここからは代理にお願いする」という線引きを決めておくと、スムーズに業務を引き継げます。
結果的に、育休中も大きな問題はありませんでした。
説明会や講演会、資料の郵送等は基本的に上司や同僚に対応してもらい、製品の質問に関しては私が対応しました。
③ 先生との関係が良好なら配慮してもらえる
正直、担当医師に悪い印象を与えるのではと不安でしたが、意外にも
「大事な時期だから、しっかり休んでね」
「戻ってきたらまたよろしく」
「俺の時代も育休があればもっと奥さんとの関係がよかったかも…」
と温かい言葉をいただくことが多かったです。
普段から信頼関係を築けていれば、先生方はむしろ協力的です。
④ 世間の流れは「育休は義務」になりつつある
2人目で強く感じたのは、世間の空気が確実に変わってきたこと。
以前は「男性育休=キャリアに不利」というイメージが強かったですが、今はむしろ
「取らないほうがマイナス評価」
という風潮すらあります。
育休中にやった家事・育児のリアル
育休中は、ほぼフルタイムで家事・育児を担当しました。
具体的には、こんなことをしていました:
- ミルクづくり
- 部屋の掃除
- 料理(朝・昼・晩)★
- 食器の片づけ
- ゴミ出し
- おむつ替え
- 沐浴(着替え・保湿まで)
- 寝かしつけ
- 食材の買い出し
この中でも特に一番きつかったのは料理。
献立を考えて、買い出しをして、作って、食器を片づける。このサイクルを毎日3回回すのは本当に大変でした。



世の中の主婦(主夫)の方々は本当にすごいです…。
育休を取ってみて、初めてその大変さを心から理解できました。
働かないことの難しさとキャリアの学び
育休中に意外だったのは、あえて働かないことの難しさです。
MRは普段からPCや携帯を見る習慣があるので、意識的に遮断しないと仕事モードに戻ってしまいます。
さらに、もう一つ大きな学びがありました。
それは、「誰かを信じて仕事を任せることの大切さ」です。
正直、自分がやった方が早いし確実だと思っていましたが、上司やチームに任せた結果、業務はきちんと回っていました。
これは、今後キャリアアップするうえで必要な「任せる力」の練習にもなりました。
周囲の反応と世代間ギャップ
育休を取ると、周囲からの反応はさまざまです。
- 「しっかり休んでね」「家族との時間を大切にね」と応援してくれる人
- 「俺の時代は育休なんかなかった」「2か月も休んで大丈夫?」と戸惑う人
ただ、これは悪意ではなく、上の世代は育休という選択肢がなかったから想像できないだけ。
むしろ、もし今の時代に同じ立場だったら、きっと彼らも育休を取っていたと思います。
暖かいコメントをもらうことがほとんどでしたが、結構辛辣なコメントをする上の世代がいたことも事実です。
でも、この経験も将来部下や同僚が育休を取った時にどんなコメントをすべきかの学びになりました。
まとめ:育休を取ってよかったこと
1人目のときは2週間だけで後悔しましたが、2人目で2か月取ったことで、家族との時間をしっかり持てたことは本当に大きな財産になりました。
妻と一緒に子育てを伴走できたことで、これからの家族の絆はさらに強くなったと感じています。
そしてもう一つ、育休を取ってよかったと感じる大きな理由があります。
それは、実体験をもとに、後輩や同僚に「絶対に育休を取ったほうがいい」と力説できるようになったことです。
育休は、会社にとっても社員にとってもプラスだと思います。
制度を使って家族との時間を大切にすることで、
- 社員はよりモチベーション高く働ける
- 結果的に会社も活性化する
- 組織として「育休を取りやすい雰囲気」が広がる
こうした好循環を作るきっかけになれるのは、実際に育休を取った人だけです。
これから育休を考えているMRの方へ、私から伝えたいのは一つだけ。
「育休はキャリアを止めるものではなく、家族と未来をつくる時間」
まずは上司やチームに相談し、制度をうまく活用することから始めてみてください。
ではまた!
▼こちらの記事もおすすめですよ!▼






コメント