こんにちは、かずMRです!!
久々に「MR」と検索をかけると、「MR きつい」「MR やめとけ」「MR 接待 つらい」など、マイナスな情報ばかりが並びます。
しかも、その記事の多くはかなり古くて、「これいつの話してるん?」「過去の先輩たちの武勇伝ばかりで、現状と違いすぎるやろ!」と衝撃を受けました。
もちろん、MRという仕事にはメリットもあれば、デメリットもあります。
でも、正しい情報を伝えたうえで、「ああ、MRって良いな」「自分に向いてるかも」「面接受けてみようかな」と思ってくれる人が1人でも増えたら嬉しいです。
そんな思いで、この記事を書きました。
MR歴10年のヒヨッコですが、現役MRなので内容の信ぴょう性は高いと思いますよ!
MRってホワイトなの?ブラックなの?
ぶっちゃけます。
めちゃくちゃホワイトです。
ホワイトの中のホワイト、真っ白。
理由を挙げると、以下の通りです:
- 給料が高い(初任給30万以上+賞与あり)
- 福利厚生がぶち抜けて良い(住宅補助、退職金、企業年金など)
- 接待がない(コンプライアンスの徹底)
- 価格交渉がない(薬価は国が決める)
- 顧客のインテリジェンスが高い(基本的に医師・薬剤師)
- パワハラ・セクハラに超厳しい(外資・内資問わず労務が厳重)
もちろん、部署や上司による部分もありますが、少なくとも私は「ホワイト職種だな」と感じています。
実際に、東洋経済新報社による調査でホワイトかつ平均年収の高い企業トップ100の上位10社の中で製薬会社が2社(アステラス製薬、エーザイ)が含まれています。

(出所)「就職四季報」(東洋経済新報社)
確かに、人向前まで接待が存在し、朝方まで飲み歩き昼まで寝て営業に出かけるなんてことが当たり前だった時代もあったそうですが、私が入社いたころには接待もなくなっており、ザ・営業マン的な負担感もそれほど大きくはなかったと思います。
それでも「きつい」と感じた瞬間(目標未達や異動ストレスなど)はもちろんあります。
MR認定試験
入社したばかりの新人はまずMR試験を受けなければならないのですが、これが結構きついです。
ほかの業界ではかなり珍しいかと思いますが、入社して最初の4か月~6か月は社内で缶詰め状態でこのMR試験のための勉強を行います。
それほど難しい試験ではないのですが、1年に1回しか受けられず、落ちれば社内から「あ、あの人MR試験落ちた人だ…」と白い目で見られることになります。(会社によってはボーナス0になるケースもあります。勉強して給料もらってるんですから当然といえば当然ですね。)
MRの資格を持たなくても営業活動はできるのですが、病院によっては活動するのにMRの資格必須としているところもありますので、まあほぼ確実に必要になります。
MR試験に合格後、晴れてMRとして独り立ちをするわけですけども、ここでさらに立ちはだかる壁。
それが、医師との対話です。
難易度高め?医師との対話
医師とは日本で上位数パーセントの頭脳を持った集団であり、おそらく今まで話してきた人たちよりはるかに頭が良いです。
当然、そんな医師に対して製品を売りに行くわけですから、生半可の営業トークでは売れるものも売れないのです。
そこで必要になるのが膨大な量の製品知識と営業の技術です。
でも、あまりここに関しては心配しなくても大丈夫です。
そもそも、話が苦手な人は製薬会社の面接を通過することが難しいですし、MR試験を合格できる程度の勉強はできるのですから、何とかなります。
営業トークだって、私も大してうまくはありませんが、慣れてきます。
インテリジェンス顧客なのでこちらのトークが下手でもほとんど内容を理解してくれるので、ある意味楽でもありますね。
営業目標のプレッシャーはある?
あとは、営業目標に対するプレッシャーでしょうか。
私も営業になる前は、ここが一番不安な部分でした。
よくドラマなんかでは営業マンが数字を達成できず、上司に「売れるまで会社に帰ってくるな!!」なんてシーンをよく見たものです。
でも実際問題そんなこと今まで一度もありませんし、実際にあったらそれはパワハラで上司が訴えられます。(製薬会社は特にそのあたりが厳しいので)
病院で取り扱っている薬は基本的には必需品になりますので、そう無理して売らなくても勝手に売れていくものも多いです。
確かに、似たような薬効の製品も多くありますのでライバル会社に負けないように売らなければいけないシーンもありますが、売り上げ0なんてことはそうそうありません。
その点は、ほかの業界の営業よりもメンタル的には安定していますね。
何よりも社会貢献してる!
ここまで、赤裸々に書いてきましたが、総じて私はMRという職業はホワイトな職業だと思います。
やはり、何より一番は社会貢献度です。
私たちが売っている薬というのは、必ず誰かの治療や助けのために使われています。
どんなに、つらいことがあっても「きっと誰かのためになっている」と思えるのは大きな強みだと思うのです。
少し特殊な業種ではありますが、やりがいは間違いなくあります。
10年間MRをやっている私が言うんですから間違いないです。
ぜひ、就活生の皆さんも興味があれば、製薬会社の門をたたいてみてくださいね。
では、また!!

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