【第二章】オンコロジーMRに異動して驚いたこと|勉強量・情報量が桁違いだった話

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オンコロジーMRとして配属された初日、まず驚いたのは──
「この領域、マジで勉強量がえぐい…」という現実でした。

もちろん、製品によって多少の差はあります。


ですが、プライマリー領域とは比べものにならないほど、


オンコロジーMRが背負う知識量は圧倒的だったのです。


目次

覚えるのは製品だけじゃない

まず覚えるべきは、製品知識だけではありません。

  • 抗がん剤同士の“組み合わせ”である「レジメン」
  • 各レジメンに紐づく「臨床試験のデータ」
  • 試験に使われた患者背景・エンドポイント・副作用の出現率

…これらをすべて、「自分の言葉で話せる」レベルまで持っていく必要があります

異動したばかりのころは、意味の分からない会話が飛び交っていました。

「そのOS・PFS、どっちがHR有意だったっけ?」
「カルパクベバ?」
「G-CSFどう運用してる?」

正直、ついていけないどころか、
自分だけ異世界に放り込まれたような気分でした。


机にかじりついて思ったこと

勉強机に齧りつく毎日。


「学生時代より勉強してるんじゃないか?」なんて思いながら、
それでも一つひとつ吸収していく中で、ふと思ったのです。

「若いうちに、この世界を経験しておいてよかったな。」

オンコロジーは“勉強量がものをいう世界”です。
プライマリーで磨いた人間力とはまた別の、もう一段上の“武器”が必要とされる場所でした。

でも、不思議と逃げたくはなかった。
むしろ、この“知識で勝負する世界”に、だんだん惹かれていきました。


いくつになっても遅くはない

もちろん、若いからこそ吸収しやすいというのはありますが、


実際には私の会社でも40代からオンコロジーに挑戦した先輩方が多く活躍しています。

領域の壁は、年齢ではなく「覚悟と行動力」で超えられる──


それもこの世界の魅力だと、今では思います。

▼次回予告:第三章へ

医師と向き合う中で、感じた“対等な会話”の重み。


何気ない一言が、患者さんの命に関わる──そんな責任のある世界で、私は何を感じたのか。

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