【第四章】 オンコロジーMRで初めて感じた“やりがい”と“責任感”|プライマリーMRとの違いとは?

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こんにちは、かずMRです!!

プライマリーケア領域を担当していた頃、「この薬を使って治ったよ!」や「話を聞けてよかった。ありがとう!」といった感謝の言葉を直接もらう機会は、正直あまりなかったです。


「訪問回数で評価される」「納涼会で余興をする」ことはあっても、「純粋な情報提供そのもので感謝される経験」はほとんどなかったように思います。

そんな私がオンコロジー領域に転身して、初めて経験したのが「情報の重み」です。
ある日、担当している先生からこんな言葉をもらいました。

「君のところの薬剤を使ったら患者さんがCR(完全奏効、いわゆる完治)になったんだよ。ありがとう。」
「こんな副作用があるんだね。知らなかった。教えてくれてありがとう。」
「こんな患者がいるんだけど、どのレジメンが最適かな?」

正直、この瞬間は”衝撃”でした。
MRがこんなにダイレクトに感謝されることがあるなんて、全く想像もしていなかった。

ましてや、先生から治療方針の相談を受けることになるなんて。
しかも、特別な関係構築や雑談ではなく、シンプルな情報提供でです。


目次

「ありがとう」の重み

この「ありがとう」を聞いたとき、なんだか今までのMR人生が報われたような気がしたんですよね。


プライマリー領域で経験したあの「訪問回数で評価される日々」「雑談で好感度を上げる努力」は、決して無駄じゃなかった。


むしろ、その経験があるからこそ、「本当に大切な情報をどう届けるか」を実行できているのだと思います。


プライマリーの経験は財産だ

だから、今プライマリー領域で活動している皆さんには、決して自分の経験を軽く見てほしくないです。


「私なんかオンコは無理だよ」

「エリートしかできないんでしょ」


そう考えるのはもったいないです。


プライマリーもオンコロジーも、「患者さんのために何ができるかを考える」という本質は同じだからです。


オンコロジーMRは、より患者に近い

ただ、その「患者さんのために」という気持ちが、より”直接的”に結果に繋がりやすいのがオンコロジー領域だと思います。


毎日、命に直結する情報を提供し、その情報が「患者さんの選択肢」を増やすことに貢献できます。


これほどMRとしてのやりがいを感じられる場所は、そう多くはないと思います。


次回予告

次回は、そんなオンコMRの1日のスケジュールについて書いてみたいと思います。

スケジュールを知ることで、オンコMRのリアルについて理解できるのではないでしょうか。

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